背中合わせのフープバランス
1本の大きなフラフープの中に二人で背中合わせに入り、優しく寄り添いながら小さな歩幅で一緒に移動します。
フラフープは単に腰で回すだけでなく、床に並べてジャンプする、トンネルにしてくぐる、転がして追いかけるなど、幼児期に必要なあらゆる粗大運動の要素を網羅できる万能な用具です。本ページでは28の図解活動を詳しく紹介します。
フラフープを安全に使いこなすための重要ポイント
床に置いたフープを跳び越える際は、フープの縁を踏んで滑らないよう「真ん中の島に着地する」ことを意識させます。
フープを回転させたり振り回す活動では、隣の子とぶつからないよう両手を広げた以上のパーソナルスペースを確保します。
二人で1本のフープに入る電車ごっこや押し引きでは、手を急に離さない・強く引っ張らない約束をします。
初心者向けの背中合わせバランスやトンネルくぐりから、転がしキャッチ、的当て、腰回し、フープ電車リレーまで体系的に展開します。
1本の大きなフラフープの中に二人で背中合わせに入り、優しく寄り添いながら小さな歩幅で一緒に移動します。
保育者やスタンドで垂直に支えられたフープの輪を、身体を小さくかがめて一人ずつくぐり抜けます。
子どもたちが手をつないで輪になり、手を離さずに身体を使ってフープを隣へくぐり送っていきます。
床に並べたフープの中に、両足や片足でリズミカルに跳び込んで進みます。
フープを床に向かって縦に押し出し、転がるフープを追いかけて手で止めたりキャッチしたりします。
手首をスナップさせて逆回転をかけながらフープを前方に転がし、手元に戻ってくるのを受け止めます。
フープを床の上に垂直に立て、手でひねってコマのように回転させて観察したり跳び越えたりします。
フープを電車に見立て、二人でフープの中に入って息を合わせてコースを運転します。
床に置いたフープや立てたフープに向かって、お手玉やボールを投げ入れて得点を競います。
フープを腰に当てて勢いよく回し、お腹と背中を前後にリズミカルに動かして回転をキープします。
腕を前に伸ばし、手首や前腕を使ってフープをクルクルと回します。
片足の足首にフープを通し、その場で足を振ってフープを回しながらもう片方の足で跳びます。
フープを両手で持ち、なわとびのように足元から頭上へ回しながら跳び越えていきます。
床に散りばめたフープの島を、ワニの海(床)に落ちないように跳び移りながら渡ります。
保育者がフープを垂直に立てて手を離し、倒れる前に子どもがダッシュしてキャッチします。
走っていってフープを頭から足へ(または足から頭へ)くぐり抜け、次の走者へバトンタッチ!
フープを工夫して立体的に積み上げたり、ドーム状に組み合わせて秘密基地を作ります。
子どもたちが一列にフープを持って立ち、トンネルを作り、探検役の子が中を走り抜けます。
保育者が頭上に掲げたフープをゴールに見立て、子どもたちがボールを投げ入れます。
1本のフープを向かい合って両手で持ち、シーソーのように交互に押したり引いたりします。
フープを縦にして相手に向かってふわりと浮かせ、相手が空中で両手でキャッチします。
フープを車のハンドルに見立てて持ち、音楽に合わせてスピードを変えたり右折左折を楽しみます。
仰向けに寝転がり、両足の裏にフープを乗せて落とさないように持ち上げたりバランスをとります。
音楽が鳴っている間は自由に歩き、音楽が止まったら素早く空いているフープの中に入ります。
保育者が床すれすれでフープを低く回転させ、子どもたちがタイミングよく跳び越えます。
床に置いたフープめがけて大きなボールを転がし、フープの中でピタッと止めるゲーム。
フープの中を「安全地帯」とし、外から転がってくるボールをジャンプしてかわしたり陣地を行き来します。
全員でフープを高く掲げたり、音楽に合わせて回したりしながら行進する集団表現あそび。
本書は洪南海氏の長年にわたる幼児体育の指導実務経験に基づく教材です。仁和幼児園が原著の核心を尊重しつつ、現代の保育現場のニーズに合わせてデジタル化・文字校訂・活動解説の補足・安全指引の改訂を行いました。
本書は保育指導での活用および非営利の研究引用として無償提供しています。引用時は『幼児の運動遊び500選』と明記し、本ページのリンクを添えてください。事前の許諾のない商業販売や大量複製は固く禁じます。
活動前に子どもの発達に合わせて難易度を調整し、防滑・十分な空間の確保と大人の見守りのもとで実施してください。持病や発達上の配慮が必要なお子様は、事前に小児科医または小児専門の理学療法士等にご相談ください。