机上両腕支持ホールド(上肢抗重力支持力)
肩幅に置いた2台の安定した机(または頑丈なベンチ)に両手を伸ばして体重を預け、両足を浮かせて何秒間支持を保てるかを観察します(転倒時の顔面衝突を防ぐ基本支持力)。
運動能力こそが最高の安全の盾!転倒時の腕支持力、接近物の緊急側方回避、関節の柔軟性、閉眼バランスなど、子どもの自衛反射と危険回避力を確かめる9つのテストと指導指針を完全網羅。
子どもが日常生活や園庭で元気に遊んだり走ったりする中では、地面の凹凸、飛来物、急なつまずきなどの危険がつきものです。 身体の自己防衛能力は、神経回路が筋肉をいかに迅速かつ正確に制御できるかにかかっています:
過保護に危険を排除するだけでなく、転んだときに手を出す、障害物を瞬時に避けるといった「身体の自己防衛反射」を遊びの中で育てます。
鉄棒の足抜き回りやリンボー潜りなど、頭部・頸部へのリスクが想定される項目では、必ず保育者が手の届く位置でサポートします。
机上支持や立ち幅跳びの着地エリアには十分な弾力のある体操マットを敷き、関節への負担を軽減します。
恐怖心を感じる子には高さを低くしたり手を添えたりして、安心感の中で少しずつ自分の身体をコントロールする自信を育みます。
腕支持力テストから始まり、側方緊急回避、反復横跳び、柔軟性、リンボー潜り、片足ホッピング、閉眼バランス、鉄棒懸垂、そして立ち幅跳び協応へと展開します。
肩幅に置いた2台の安定した机(または頑丈なベンチ)に両手を伸ばして体重を預け、両足を浮かせて何秒間支持を保てるかを観察します(転倒時の顔面衝突を防ぐ基本支持力)。
坂道や前方から転がってくるボールに対し、足元に接触する直前で素早く左右どちらかへ横跳びして回避する敏捷な危機回避反応を観察します。
床に貼った20×30cmのシート(またはライン)を挟み、両足を揃えて左右へ素早く何回往復跳び越えられるかを10秒間で観察します。
床に座って両手で持った棒(長さ約80cm)を、膝を曲げずに左右の足を交互にまたぎ越す動作を通して、股関節と体幹の柔軟性を観察します。
支柱に渡したバーに触れないよう、上体を後ろへ反らせながら膝を曲げてくぐり抜け、後方重心のバランス感覚と脊柱の柔軟性を観察します。
片足立ちのまま前方のラインに沿ってピョンピョンと5m以上連続で進み、片側の足腰の支持力と空中姿勢保持力を観察します。
目を閉じた状態で片足を床から浮かせ、視覚情報に頼らず足裏の固有受容感覚と前庭覚だけで何秒間静止姿勢を保てるかを観察します。
鉄棒を握って腕の間に足を通し、後方へ回転してぶら下がる足抜き回り(またはツバメ姿勢)を行い、空中での上下感覚と自己保持力を観察します。
両足を揃えて膝を深く曲げ、腕の振りを活かして前へ力強くジャンプし、着地時に「忍者着地(音を立てず膝を曲げる)」でピタッと止まる衝撃吸収力を観察します。
| 安全能力の領域 | 対応するテスト項目 | 日常生活における安全防護の価値 |
|---|---|---|
| 上肢の支持持久力 | テスト 20-1、20-8(両手机支持、鉄棒懸垂) | 高所からの転落やつまずきの際、両手で瞬時に地面を押して衝撃を吸収し、頭部や顔面を保護します。 |
| 視覚反応と敏捷回避 | テスト 20-2、20-3(ボール下転回避、左右横跳び) | 歩行や走行中に急な飛び出し車両、友達との衝突、落下物に遭遇した際、大脳が素早く回避命令を下します。 |
| 関節の柔軟性と伸展性 | テスト 20-4、20-5(座位棒またぎ、リンボー潜り) | スリップや捻転、外力による圧迫を受けた際、靭帯や筋肉が十分に伸びて骨折や重度の捻挫を防ぎます。 |
| 動的平衡と固有感覚 | テスト 20-6、20-7、20-9(片足跳び、閉眼立ち、立ち幅跳び) | 濡れた床面、階段、凸凹道を歩く際、固有受容感覚が瞬時に重心を修正して転倒を防ぎます。 |
子どもの身体に強固な自己防衛の盾を築くため、保護者や保育者は日々の保育・生活の中で以下の3つのポイントを意識して関わることが推奨されます:
本書は洪南海氏の長年にわたる幼児体育の指導実務経験に基づく教材です。仁和幼児園が原著の核心を尊重しつつ、現代の保育現場のニーズに合わせてデジタル化・文字校訂・活動解説の補足・安全指引の改訂を行いました。
本書は保育指導での活用および非営利の研究引用として無償提供しています。引用時は『幼児の運動遊び500選』と明記し、本ページのリンクを添えてください。事前の許諾のない商業販売や大量複製は固く禁じます。
活動前に子どもの発達に合わせて難易度を調整し、防滑・十分な空間の確保と大人の見守りのもとで実施してください。持病や発達上の配慮が必要なお子様は、事前に小児科医または小児専門の理学療法士等にご相談ください。