幼児体育・運動遊びカリキュラム · 保育園・幼稚園

足裏ボールタッチ・ステップ運動遊び10選: 下肢踏力・手眼足の三位一体協応・ダイナミックフットワーク

足は全身を支える安定の土台!ステップランチャーを踏み込んでボールを打ち上げ、落下点を予測して走る・捕る・止める複合動作を展開します。下肢の筋力と俊敏な身のこなしを育む10の図解指導案です。

下肢の支持力とステップ器具の安全管理

ステップ台・ランチャーの固定と滑り止め

器具が踏み込み時にずれたり跳ね上がったりしないよう、滑り止めマットの上にしっかりと設置します。

軸足の安定と片足立ちバランス

踏み込む足だけに気を取られず、床につく軸足裏全体でしっかりと体重を支えられるよう声かけします。

打ち上げ軌道と周囲のスペース確保

ボールが真上または斜め前方に飛ぶため、天井の照明器具や周囲の友達との安全距離(前方5m以上)を確保します。

競り合い時の身体接触防止

ボールを取り合う活動では、友達を押したり引っ張ったりせず「先に優しく手で触った方が勝ち」というルールを徹底します。

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足裏ステップ運動遊び 指導案(全10例)

自分での踏み込みキャッチから始まり、的当てフープ、ペアでのトスキャッチ、ヘディング・バレートス、サッカートラップ、そしてダッシュ追球と球技サーキットへと展開します。

アクティビティ 18-1: セルフステップ&手元キャッチ

セルフステップ&手元キャッチ

ステップランチャー(テコ式踏球台)を片足で踏み込んでボールを打ち上げ、ふわりと上がったボールを目で追って両手でキャッチします。

指導案メモ:用具・導入・安全配慮
準備するもの: テコ式ステップランチャー(またはシーソー型踏み板)、ソフトボール
環境設定・隊形: ランチャーが滑らないようマット上に設置。
安全配慮: 踏み込んだ勢いでバランスを崩さないよう、軸足をしっかり床につけます。
スモールステップ(易): 保育者がランチャーを支え、軽く踏んで低く跳ばします。
発展(難): キャッチする前に手を1回パンと叩きます。
声かけのヒント: 「足でトン!ボールが飛んだら両手でパシッ!」
アクティビティ 18-2: 定点ターゲットフープ狙い打ち

定点ターゲットフープ狙い打ち

距離の異なるフープ(1m、2m、3m)を前方に並べ、踏み込む足の力加減を調整して指定された番号のフープへボールを着地させます。

指導案メモ:用具・導入・安全配慮
準備するもの: ステップランチャー、フラフープ3本、カラーボール
環境設定・隊形: 前方にフープを縦一列に配置。
安全配慮: フープを踏んで滑らないよう、床にテープで固定します。
スモールステップ(易): 一番手前の大きなフープを目標にします。
発展(難): 保育者が言った色や番号のフープへ一発で入れるチャレンジ。
声かけのヒント: 「遠くの輪っかには力強くドスン!近くの輪っかには優しくトン!」
アクティビティ 18-3: ペア対面ステップトス&キャッチ

ペア対面ステップトス&キャッチ

Aくんが足で踏んでボールを発射し、正面で構えるBくんがキャッチします。成功するごとにBくんが一歩後ろへ下がり距離を伸ばします。

指導案メモ:用具・導入・安全配慮
準備するもの: ステップランチャー、ボール
環境設定・隊形: ペアごとに幅2m、奥行き5mのレーンを確保。
安全配慮: 受ける子の顔に直撃しないよう、山なりの軌道で飛ばすよう伝えます。
スモールステップ(易): 距離を1.5mの近距離に固定して行います。
発展(難): 5回連続キャッチできたら役割を交代します。
声かけのヒント: 「『いくよ!』『おいで!』と声を掛け合って、ナイスキャッチ!」
アクティビティ 18-4: 空中ヘディングリターン

空中ヘディングリターン

Aくんが高く打ち上げたボールに対し、Bくんがタイミングを合わせてジャンプし、おでこでボールを当ててAくんの元へ返球します。

指導案メモ:用具・導入・安全配慮
準備するもの: 柔らかいスポンジボールまたは風船ボール
環境設定・隊形: 着地時の安全のためマットを敷いたエリア。
安全配慮: 頭頂部や顔面ではなく、必ずおでこ(額)の生え際で優しくタッチするよう指導します。
スモールステップ(易): ジャンプせず、立位のままおでこに当てる練習から始めます。
発展(難): ヘディングしたボールをAくんがノーバウンドでキャッチします。
声かけのヒント: 「おでこの真ん中でピカッとヘディング!優しくポン!」
アクティビティ 18-5: バレートス&両手プッシュリターン

バレートス&両手プッシュリターン

飛んできたボールの下に素早く潜り込み、バレーボールのオーバーハンドパス(お皿の手)のように両手でボールを相手へ押し返します。

指導案メモ:用具・導入・安全配慮
準備するもの: ソフトバレーボールまたは軽量ゴムボール
環境設定・隊形: 十分な天井高のあるホールまたは園庭。
安全配慮: 突き指を防ぐため、指を固めずお椀のように柔らかく包んで押し出します。
スモールステップ(易): 胸の前で一度キャッチしてから、両手で前へ押し出す動作に分けます。
発展(難): ノーバウンドのまま両手トスで3往復ラリーを目指します。
声かけのヒント: 「おでこの前でお皿を作って、ふわーんと空へ押し上げよう!」
アクティビティ 18-6: 足裏・インサイドトラップ

足裏・インサイドトラップ(サッカーの基本技術)

発射されて転がってくる(または低く飛んでくる)ボールを、足の裏やインサイド(足の内側)でピタッと静止させてコントロールします。

指導案メモ:用具・導入・安全配慮
準備するもの: 軽量サッカーボール、ステップランチャー
環境設定・隊形: 平らな園庭またはホール。
安全配慮: ボールの上に体重を乗せすぎて滑り転ばないよう、軽く触れる感覚を教えます。
スモールステップ(易): 低く転がってきたボールを足の裏で優しく止める練習から始めます。
発展(難): 止めた直後に反対の足でドリブルへ移行します。
声かけのヒント: 「ボールの上に優しく足を乗せて、ピタッとストップ!」
アクティビティ 18-7: セルフステップ・前走ダッシュキャッチ

セルフステップ・前走ダッシュキャッチ

自分で力強くランチャーを踏み込んで前方に高く飛ばし、踏み終えた足で即座に前へ走り出して落下点に回り込みキャッチします。

指導案メモ:用具・導入・安全配慮
準備するもの: ステップランチャー、カラーボール
環境設定・隊形: 前方10m以上の直線走行レーン。
安全配慮: 前の走者がキャッチし終えてレーンを出てから次の子がスタートします。
スモールステップ(易): 軽く踏んで近い位置に落とし、小走りでキャッチします。
発展(難): ワンバウンドする前にノーバウンドでキャッチすることを目指します。
声かけのヒント: 「踏んだらロケット発射!自分も一緒に前へダッシュ!」
アクティビティ 18-8: サイド発射・動的追球ランニングキャッチ

サイド発射・動的追球ランニングキャッチ

Aくんがランチャーを斜め前や横方向へ発射し、Bくんは飛んだ角度と軌道を瞬時に判断して斜め前へ走ってボールを捕まえます。

指導案メモ:用具・導入・安全配慮
準備するもの: ステップランチャー、ボール
環境設定・隊形: 幅の広い扇状のセーフティエリア。
安全配慮: 他のペアと交差しないよう、レーンの左右間隔を十分に空けます。
スモールステップ(易): 発射する前に「右にいくよ!」「左だよ!」と声をかけます。
発展(難): 合図なしで左右ランダムに打ち出します。
声かけのヒント: 「ボールの影を追いかけて、トントントンと回り込み!」
アクティビティ 18-9: ツインダッシュ・競り合いボール奪取

ツインダッシュ・競り合いボール奪取

保育者がランチャーを踏んで中央にボールを高く打ち上げ、左右から同時にスタートした2人が安全にボールの落下点へ駆け寄って競い合います。

指導案メモ:用具・導入・安全配慮
準備するもの: ステップランチャー、大きめの柔らかいボール
環境設定・隊形: 芝生または体操マットを敷き詰めたエリア。
安全配慮: 頭同士の衝突を防ぐため、「手で触ったら勝ち」「お友達を押さない」ルールを徹底します。
スモールステップ(易): 1人ずつタイムトライアル形式で行います。
発展(難): 取った子はそのまま自陣ゴールまでドリブルで運ぶルールを追加します。
声かけのヒント: 「ポーンと鳴ったらダッシュ!お友達とぶつからないようにボールをキャッチ!」
アクティビティ 18-10: 総合ボールゲームサーキット

総合ボールゲームサーキット(バレー・サッカー・ラグビー)

ステップランチャーから始まったボールを、トス→トラップ→ドリブル→トライ(両手グラウンディング)と連続して繋ぐ総合球技コースです。

指導案メモ:用具・導入・安全配慮
準備するもの: ランチャー、コーン、ミニゴール、トライ用マット
環境設定・隊形: ホール全体を使った一方通行の周回サーキット。
安全配慮: 各ステーションに十分な間隔を設け、前のグループが移動してから次へ進みます。
スモールステップ(易): ステーション数を2つ(発射→キャッチ→カゴ入れ)に絞ります。
発展(難): チーム全員でボールを落とさずにゴールまで運ぶタイムアタック。
声かけのヒント: 「ナイスパス!ナイスキック!みんなで力を合わせてゴールイン!」
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足裏ステップ運動遊びに関するよくある質問

なぜ「足裏の調整力(協応性)」が幼児期に重要なのですか?
手先を器用に動かすためには、土台となる下肢の力強い支えと骨盤・体幹の安定が不可欠です。足裏で踏み込む力加減をコントロールする経験は、姿勢保持能力や歩行・走行の安定性に直結します。
ステップ器具(ランチャー)がない園ではどのように代用できますか?
段ボールや牛乳パックで作った踏み台、あるいはシーソー型の板と丸太の組み合わせで手軽に簡易ランチャーを作ることができます。また、保育者が手で投げたボールを足裏で止める活動でも十分に同様の協応性を養えます。
サッカーやバレーボールなど球技への導入としての効果は?
飛んでくるボールの落下点に身体を運ぶフットワーク、足裏でのトラップ、オーバーハンドでのトス、額でのミートなど、多種多様な球技の基礎運動感覚を遊びの中で自然に体得できます。