子育て】台湾糖武林文化園区

1910年(明治43年)に建てられた美しい烏樹林製糖工場は、かつては有名な製糖会社で、管轄する烏樹林駅は、初期の台南県の禾北、白河、東山、新営都市を5分で結ぶ鉄道のハブ駅でもあり、日本統治時代には、生産される砂糖の品質の良さと独特の風味から、日本の皇室にも利用され、「皇室御用達の砂糖」として知られていた。

1983年、烏樹林製糖工場は経営上の理由から製糖事業を閉鎖した。 工業汚染や大気汚染がなく、蘭や観賞用植物の生育に適していることから、1989年に胡蝶蘭の栽培を行う優良農業開発センターが設立された。2001年、国立台南芸術学院の大学院生が鉄道好きが高じて、台湾糖業に「烏樹林へのドライブ」プロジェクトを提案し、観光列車時代と呼ばれる5分列車の新たな1ページが開かれた。

2003年にはレジャー博物館、ラン展示館、展示販売館が、2008年には地震体験館が、2010年9月にはキャンプ場が営業を開始した。5分列車のノスタルジックツアー、烏樹林鉄道の歴史と文化、関連事業(レジャー博物館、昆虫博物館、地震博物館、キャンプ・バーベキュー、レジャーショッピングなど)を発展の主軸とし、製糖業の遺構と人文景観を利用し、教育、文化、レクリエーション機能を一体化した公園を発展させている。

さらに、21ヘクタールの広い後背地には多くの種類の樹木や自然景観があり、特に野外教育や親子遠足に適している。2007年には「新南日本三景」のひとつに選ばれた。

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